「って言うことなの。だから、私が今まで言ってた料理人になりたい理由 とかは...嘘。」 みんな驚いた顔で私を見る。 「そんな、ひどい事が。」 「うん...」 全てを話終わって、皆はとても驚いている。 あらためて、過去にあったことを思い返してみると、自分でもびっくりするぐ らい、私は不幸な目にあっていると思う。 ...大切な人は、あの包丁で自殺した。