「そんなに妄想ばっかりしてるんだったら,はやく男見つければいいのに…──」 弥生がため息をついた。 「そうなんだよねー。 私だってできるならそうしたいよ!!!」 「あっ,でも,新倉先輩はあたしのだからね!!」 弥生が言った新倉直也(ニイクラ-ナオヤ)先輩は, 私たちより1こ上の先輩。 私はよくわかんないけど, 生徒会の人なんだって。 だからただ,はいはいって 言ってたんだ。