そう言いながらニヤニヤと笑う姿に自然と眉をひそめてしまう。 まぁ、これでどっかいってくれる……と、思ったのに。 「そんな男より断然俺たちのほうがいいでしょー?」 「……っ!」 あろうことかそいつは私の腕を掴んだ。 突然のことで声が出ない。 そのまま私を立ち上がらせようとする。 「いやっ……」 文句の一つや二つ叫んでやりたいが、抵抗することが精一杯で出来ない。 さっきまでのあんなに冷静だったのが嘘のように鳥肌が立つ。 怖い怖い怖い。 誰か助けて、そう思った時。