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「日和ー!起きてー!」



「んん……」



土曜日の朝。


部屋にお母さんの声が響く。



もう起こされるような時間なのか。



手探りで時計を手繰り寄せ、時間を確認する。



まだ十時、いつもならまだ夢の中だ。