夕暮れで赤くなった教室。 一日中頭から大賀くんのことが離れなかった。 亜美には先に帰ってもらった。 心の整理がつかないから。 「あぁ……だめだな……」 いつからこんなに好きになってしまったの。 会わない日が無かったから、一日で一回も顔が見れないのがこんなにも辛いことを知らなかった。