その次の日から、お昼に大賀くんが教室に来ることはなくなった。 「どうしたんだろうね、大賀くん」 「うん……」 亜美にも昨日のことは話せなかった。 亜美は購買で買ってきたメロンパンを口に入れながら私を見た。 「……話なら、いつでも聞けるんだからね?」 「……うん」 美味しいはずのお弁当を口に入れるけど、味なんてしなかった。