「どういうことですか?」



どうやら、私の悪い予感は当たるようで。



人気のない場所で後輩と思われる女の子に問い詰められている。



私にはなんのことかわからない。



「な、なんのこと?」



「とぼけないでください!!」



大声で反射的に肩が跳ねる。



「大賀のことです。この子がこの前告白したのに、『日和がいるから』って断られたんです!!」



そう言って目の前の子は奥にたっている子を見た。



「べ、別に私は悪くないよね……」


「はぁ?噂で聞いたんですけど、大賀のいう日和はあなたじゃないらしいじゃないですか!嘘ついて一緒にいるとかやめてください!」


「そんなこと……」


「それじゃあ」



その子はそう言うと気が済んだのかほかの子も連れて戻っていった。