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「_らり?ひらり?」



イヤホンで音楽を聞いている私は咲良に視線を向けた。



「みなみたち、あっち」




咲良の口の動きと、指をさす動きでなんとなくわかった私は咲良にこくこくと首を縦に振って返した。




この曲は、私の色々な思いや思い出が詰まった曲なんだ。