それでも、君が好きだから。

【ひらりside】

「_ん……」



ひどく頭がいたい。ここは……どこなの?



「いたっ……」



動かした瞬間にズキンと痛んだ右足首に思わず顔をしかめる。




「咲良……?」




ベッドのそばには腕を組んで眠っている咲良。ここは保健室だ。




「私……」




確か、3年生と試合をしてて……