それでも、君が好きだから。

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「これより、B組女子チーム柴咲対、C組男子チーム由井の試合を始めます」



おねがいしまーす、といって向かい合って礼をする。



「なんでこうなった……」




「エキシビションマッチ?ってやつでしょ!由井くんのチーム男子の一位だし、うちら女子一位じゃん?」




「おい、ひらり」




私の直接的ライバルになった咲良。




「言っとくけど、負けないからね」




私はジャンプボールの位置につく。




……咲良とだから望みはないけど。




「ひらりー!」



チームメイトの声援を受け、心を落ち着かせる。



自分で言うのはあれだけど、私ジャンプ力はあるんだからね?




「背なんか関係ない!!」




余裕の表情をしていた咲良が一瞬で驚きの表情に変わる。