それでも、君が好きだから。


_一瞬だった。



パサッ



「ス、スリーポイント……」




「あんな遠くから……」




一瞬でギャラリーから歓声が上がり、里緒は見たこともない鋭い目つきで咲良を睨んでいる。




「二人とも……ガチだよ」




ただの練習試合なのに……



「ひらり、うちらも次の作戦会議しよ!」




ボーっと男子コートを眺めていた私にみなみが声をかけた。




「……そうだね!男子なんかに負けてらんないし!」




特に咲良には、ね。




「よしっ!球技大会までの3週間!気合入れていこう!」




オーッとチームみんなの声がそろったところで私は髪を結びなおして気合を入れる。




「負けらんない……」




だって、私は……リーダーだもん!