「はい、おやすみー」



俺は強制的にひらりを立たせて窓のほうに押す。



「むー、おやすみ!」



そしてひらりは窓からベランダに飛び移って帰っていった。




この部屋の行き来の仕方、そろそろやめたほうがいいな。




「はぁ……」




やっと寝れる。そう思った俺はひらりのにおいが残るベッドで眠りについた。