「ひらりちゃんやっほ~」



愛梨ちゃんは巫女さんのような服を着ていて、朝よりも派手なメイクをしている。




「ゆっくりしてってねぇ~」




ドリンクを置いた愛梨ちゃんは……入り口近くにいた咲良に近づき、耳元で何かをつぶやいて。



咲良と二人で笑い合っていた。





「うーっわ。最悪。なにあのケバ女。ひらりが見てるの絶対気づいてんのに」




みなみは舌打ちをして愛梨ちゃんの方を睨む。




「た、ただの世間話でしょ」