『それでは先輩、まずはなぜあの場に居たのか話してもらってもいいですか』




「まぁ待って、お茶を入れるわ。如月君も飲む?」


『……いただきます』



この人、マイペースというか、自分のペースに持っていくのが上手いな


「はい、どうぞ。えっとまずはなぜあの場にいたかよね?」




『そうです』



話し始めると、先輩は真剣な表情になった




「理由は君に会いに来たの」





え、それだけ?
もっと深刻な理由があるのかと思って身構えちゃったじゃん





でも、疑問が残る



『それは、キラとしての僕にですか?
それとも、如月としての僕にですか?』





「そうね……キラとしての君にかしら」