それから暫くした日のこと




その日も、いつもの様に街に来てブラブラしていた




「ねぇ君、キラで合ってる?」



突然声を掛けられた


”キラ”




それはここに来た時の名前。本名を使うとどこで情報が漏れるかわからないから。




女の声だったので、そちらを向く



その女は一言で言えば綺麗な女だった



小さな顔、大きくて少しつり目の目で瞳の色は赤色。鼻はすっと通っていて、唇はピンク色で思わずキスしたくなる口だ。




今まで相手にしてきた誰よりも、整った顔をしていた