大嫌い。

「おれ馬鹿だからさ、お前が傷付いてるのにやめれなかった。
気付けなかった。
お前に屋上に呼ばれた時やっと
やめてって言ってくれるのかと思った。だから、嬉しくて早く来ちゃった。
なのに、別れ話で…あー。
ほんとおれかっこわりーな。
ごめんな。許してくれる訳ねーよな。
ごめんな、ほんとごめんな。
別れよっか。
今までありがとう。大好きだよ…。」

太登は屋上から出ていこうとした。
私はとっさに太登の制服をつかんだ。
行って欲しくない。その一心で。
「…だ。…って…しも……の。」

「え?」

今度は精一杯の声を出して言った。

「やだっ!待ってよ!
私だって大好きなの!!」

「え?」

ぽろ
1つまた1つと
太登の目から涙が落ちていく。

「そばにいて…」

ばっぎゅ
抱きしめられてる。
私は太登に抱きしめられてるんだ。

「嬉しい。おれと、もう1度付き合ってくれますか?」

「はい!よろしくお願いします!」