華奈side

いつもキラキラして見えていた。

綺麗な真っ白なワイシャツを着て

ヒラヒラな可愛いチェックのスカート履いて

スカートの柄に似た可愛いリボンネクタイ

そんな服装した高校生に憧れていた。

でも…今日から…私も高校生!!!

あ、私は綾瀬華奈 天然と言われるけど

別に天然ではないんだけどな…。

ピッピッピピピピピッ カチャッ

「 ふぁ〜 よく寝たなあ… !!」

呑気に夢見てたらアラームの音聞こえて
欠伸してて…時間見たら…8時!!!

「 入学式なのに!遅刻しちゃうー!! 」

私は慌てて制服に着替える事にした。
着替えている最中に急に部屋のドアが開いた

ガチャッ

「 何?お前まだ起きてなかったのかよ 」

いきなり部屋のドアが開いたと思えば
ドアに背もたれて文句言いながらため息を
吐くうるさい男が現れた。

「 何よ!起こしてくれたっていいじゃん! 」

私は叫びながらそう言った。

「 いや、入学式日くらい早起きしろよ 」

「中学生じゃないんだから」と付け足して
次々と文句をため息吐きながら言ってくる

「 うるさいわね!あほ!まぬけ!巨人! 」

部屋に来ては説教たれてるいる男は
私の犬猿の中並に喧嘩する幼馴染み。
外見はそこらの芸能人よりもかっこいい
顔も凄い整ってるし身長も176センチくらい
外見だけだと誰もが認めざる得ない
まあ…世に言う "イケメン"という奴だ。
でも性格は…ものすごい俺様なんだよね
名前は楠本拓磨。顔だけだったらなあ〜
勿体ないと思うんだよね私は…。

「 お前さ…何1人で朝から百面相してんの? 」
あ〜なんだろう。人をすぐ小馬鹿にする。
それにいきなり拓磨は嫌そうな顔して言う

「 …同じクラスにはなりませんように 」
そうして私は心の底からお願い事していた。

「 百面相するのは構わねーけど遅刻するぞ 」
拓磨は眉間にシワを寄せて華奈に伝える

「 え!嘘!やだ!拓磨!急ご! 」

「 あ"?お前を待ってんだよ俺は 」

な、なによ。そこまで怒んなくても
いいじゃない…。それより急ご!