次の日始めて学校を休んだ。



かず君心配してるかな?


嫌、もう心配してくれないだろうと思う。



昨日逃げてしまった。



かず君を好きになればなるほど、私は我が儘になってしまう。



大人じゃない私は、自分を見失って落ち着いた行動がとれない。



始めて好きになった人が先生で、先生の事諦められるだろうか。


夕顔ちゃん、ご飯食べたかな?



泣いてないかな?



夕顔ちゃん、約束守れなくてごめん。



夕顔ちゃんのママになれなくて、本当にごめんね。



又涙が溢れた。



啓太が私の手を強く握る。



「何が苦しい。頼むから何でも俺に話して。」



「・ ・ ・ ・ ・ ・ 」



「華、近頃ずっとおかしかったよな。何があった?今まで何でも話してくれただろ。華が好きだ。華の苦しむ顔は見たくない。」



啓太にすべてを話せたらどんなに楽だろう。



たけど、かず君の事を話す事は出来ない。