保育園も再来週の運動会の準備で忙しい。



私も親子競技に一輝と参加をする。



夕顔と一緒にダンスも踊る。



その時着る衣装を用意しないといけない。



それに高校の体育大会も夕顔の運動会の次の土曜日。


クラスでの準備もあり、私も一輝もとにかく忙しかった。



クラスではリレーの選手を選んだり、



応援の仕方や応援団のリーダーを決めたり。



運動は苦手な私は障害物リレーと、



騎馬戦の上に乗ることになってしまった。



しかもジャンケンで負け、応援団のリーダーになってしまう。



騎馬戦も男子ばかりで応援団も、



男子の中に女子一人。



応援団の中にも騎馬戦の中にも啓太がいた。



啓太は大喜びしてる。



啓太ごめん。



私はもう沢田先生の奥さんなんだよね。



啓太は私が沢田先生の事好きなのは知ってる。



それでも嬉しそうに私を見つめてくれる。



『華俺マジで嬉しい。俺はやっぱ華好きだから。』



どう答えていいのか分からない。



そんな私と啓太を一輝が切なそうな顔で見ている。