「夕顔ちゃん明日、ママと一緒に退院していいよ。」



「マママンションに帰れるって。たーちゃんはやっぱ先生だー。」



夕顔の笑顔を見て、みんなも笑うった。



夕顔が由美さんを見た。



「由美さんごめんね。夕顔のママにしてあげられなくて、又会おうね由美ママ!」



由美さんが声を出して泣いた。



夕顔は知っているんだね。


由美さんが本当のママって知ってるのに、本当のママより私を選んでくれた。



この日の事を一生忘れない。



姫野華18才で、夕顔5才のママになります。



覚悟を決めちゃいました。


「夕顔、由美ママも夕顔を抱っこしたいんだって。」


「いいよ。」



泣きながら夕顔を抱き締める由美さん。



由美さんの顔が優しいママの顔になっていた。




由美さんも必ず幸せになって下さい。




そして、又会いたいです。



誰も不幸なんかなってほしくない。




みんな幸せに、笑顔の耐えない家庭を作りたいと思う。




かず君となら、きっとそんな家庭が築けると思えた。