東京へ行く前に、来週大阪から帰る由美さんに会う決心をした。



会って私の思いの全てを伝えよう。


それでかず君と私の関係をばらされても構わない。



覚悟を決めた。



学校を辞める事は怖くはないが、かず君には絶対先生でいてもらいたい。



それだけは譲れない。



由美さんにもそれだけは分かってほしいと思う。



実の母親から夕顔を奪う訳だから、相当の覚悟を決めないといけない。



大丈夫!



かず君と夕顔にこんなにも愛されているんだから。



18年生きて来て、こんなに一生懸命になった事はない。



それと同時にこんなに幸せを感じたのも初めてだ。



運ばれて来た朝食を三人で食べた。



夕顔は私から離れようとしない。



夕顔は私が又何処に行きそうで不安なのだろう。




夕顔もう何処にも行ったりしないから、安心して。