闇に輝く星


さて、私は今どこにいるでしょう?
正解は、理事長室の前。
いつもの所ってのはここの事。
まぁ、予想ついたかな。

……なんか、あちこちから「あー」って納得した声が聞こえた気がするけど気の所為?
まぁいいや。

私は理事長室のドアを開けた。

あ、ノックするの忘れてた。

「誰だ?ノック無しに入ってきた奴はー?」

部屋に入れば殺気丸出しで仁王立ちの何様俺様魔王様の蓮様が居た。

「ごめん、私」

「なんだ、澪星か」

私と分かるとすっと殺気が消えた。
まぁ、私のが強いから殴ること出来ないもんね。

「どうした?」

「蓮たちの後輩君に絡まれた」

「あー、あいつらか。すまねーな、あいつら興味持つととことん追いかけるからなぁ」

「はぁ、迷惑。蓮からも何か言ってくれない?」

「そー言われてもなぁ。俺が丸め込まれそーなんだけど」

ほんと使えないわー。初代使えないわー。情けないわー。

「お前、今失礼なこと考えてるだろ?」

「あ、バレた?」

テヘッと舌を出す。
それにはぁ、と溜息を吐かれた。
なんと失礼な。

「ま、てっきり澪星は父親と同じように龍騎の総長になると思ってたんだけどな」

「私もそう思ってたなぁ。ま、龍騎の倉庫に行くことなんてなかったし、なるチャンスもなかったしねー」

「言ったら連れてってやったのに」

「いーのいーの。もう過ぎた事。それに私は星だし」

「それもそうだな」

そこへ、コンコンとノックの音。

「はぁ、誰?」

私は蓮と一緒に監視カメラの映像を見る。

あ、実はね、理事長室の前には監視カメラがあるの。
変なとこにお金かけたがるよね。

で、見れば龍騎じゃん?

「……隠れとく。バラさないでよね」

「おう、分かってるって」

そして私は、蓮の机の下に隠れる。

……狭い。狭いよ、ここ。
まぁ、我慢しなきゃだよねー。

私は暇だからスマフォを弄り始めた。