「えーもう行っちゃうの?」


「まだここにいてよ〜」

「なんならうちに住んで!!!」


その言葉に苦笑いを浮かべる。




「ごめんね。また遊びに来るから!それまでイイコに待っててね?」


私は、3人の泣きじゃくる子供たちの頭を1人ずつ撫でた。



「じゃあ、イイコにしてたらいっぱい来てくれる!?」



その中の一人の子が涙でうるんだ目を輝かせて私の手をつかんできた。



「うん!当たり前だよ!約束ね!」


私はそう言って小指を向けた。


すると3人は小さな小指を私の小指の絡ませた。



「「「「ゆーびきりげんまん!うそついたらハリセンボンのーます!ゆびきった!!!」」」」


元気な声が、耳に響く。



その瞬間、私は変わるんだ。


そう、決意した。