「六時に帰るって言ったよね?」


お母さんの前の椅子に座らされ、説教が始まる。自分でもわかっていることをぐだぐだ言ってくる。
楽しかったことの後だから余計に気分が悪くなる。


六時なんて短すぎるよ。


中学生を辞めたい。夜でも早朝でも一緒にいたい。
これまでで一番、子供でいることが窮屈だと思った日だ。


早く七日になれ。
その日私はお母さんと口をきかなかった。