「早霜、いや、世界を見下ろす星使いよ……」
眉間に人差し指を当て、入り口にもたれる。
昼休み、厄介な人が来た。
「こんにちは、僕に見下されている中二病」
「くっ!少し背が高い程度で星使いを奪いやがって……。それより、大事な用があるんだ!通せ!」
「それは無理だ」
入り口は貴島によって封鎖されている。それでも蛇田は貴島を押し退けて入ろうとする。
「星使いよ!明日の放課後、理科室に来い!賢者の石の生成を見せてやろう!見れば協力したくなるだろう……」
入るのを諦めた蛇田の弟は、指輪をはめた手を伸ばし、外から呼びかける。
行かなくてもいいよね……でも後から面倒なことになりそうだし、行って適当に流せばいいか……。
「星使い……今朝は巫女じゃなかった?星は絶対についてるけど……」
瑠歌の言う通り、今朝は巫女と呼ばれていた。私は別に星が好きではない。たまに、ただ綺麗だなと眺めるだけで星座は全くわからない。私のどこから星使いという言葉を思い付いたんだろう?
貴島が戻ってきて、絶対に行くんじゃないぞと言いつける。
いつもの貴島と違う……。やっぱり機嫌が悪くなっている。
どうしよう……行かなきゃ面倒、行ったら貴島がどうなるか……。
こんなことで貴島に嫌われるのは嫌だ。明日蛇田の弟が忘れてくれたらいいのに……。
眉間に人差し指を当て、入り口にもたれる。
昼休み、厄介な人が来た。
「こんにちは、僕に見下されている中二病」
「くっ!少し背が高い程度で星使いを奪いやがって……。それより、大事な用があるんだ!通せ!」
「それは無理だ」
入り口は貴島によって封鎖されている。それでも蛇田は貴島を押し退けて入ろうとする。
「星使いよ!明日の放課後、理科室に来い!賢者の石の生成を見せてやろう!見れば協力したくなるだろう……」
入るのを諦めた蛇田の弟は、指輪をはめた手を伸ばし、外から呼びかける。
行かなくてもいいよね……でも後から面倒なことになりそうだし、行って適当に流せばいいか……。
「星使い……今朝は巫女じゃなかった?星は絶対についてるけど……」
瑠歌の言う通り、今朝は巫女と呼ばれていた。私は別に星が好きではない。たまに、ただ綺麗だなと眺めるだけで星座は全くわからない。私のどこから星使いという言葉を思い付いたんだろう?
貴島が戻ってきて、絶対に行くんじゃないぞと言いつける。
いつもの貴島と違う……。やっぱり機嫌が悪くなっている。
どうしよう……行かなきゃ面倒、行ったら貴島がどうなるか……。
こんなことで貴島に嫌われるのは嫌だ。明日蛇田の弟が忘れてくれたらいいのに……。



