「こういう行事は初めてだけど楽しかったよ」
「よかった。実はね、昔は嫌だったけど、貴島たちのおかげで私も楽しかった」
後片付けをしながら二人で話す。
「君と一緒なら、文化祭もきっと楽しくなるよ」
「そうだね。今から楽しみ」
近くに人がいないからこんなことも言えていた。
片付けの後はクラスで写真を撮る。
貴島は背が高いけど、私はそうでもない。
「貴島、こっちこい!」
蛇打が貴島を真ん中に誘導する。
私はいつも端にいるから離れてしまう。
玉入れでは褒められても、全体で見ると小さな活躍だった。
「錦柑子、端っこ持ってくれ」
瑠歌が先生に言われて旗の端を持つ。
貴島、少しこっち寄りだ。
真ん中が蛇打、中川さん、貴島、瑠歌で並んでいる。
瑠歌は右手だけで旗を持つ。
貴島の手が伸びてきた。そういうことか。
旗に隠れて手を繋いだ。それを見た瑠歌は、計画通りと笑った。
写真を撮り、瑠歌が出来を見に行った。
「腕の影がうつってたけど……風でちょうどシワがよってたから気付かれないかも」
「え!?」
帰り道、瑠歌に教えてもらい、驚いた。
「私も左腕下ろしてたし、よく見ないとごちゃごちゃしててわからんよ」
「そうだといいな」
写真でばれるのは恥ずかしい。
気付かないで!気付いたとしても言いふらさないで!
「二位以下は発表されないのが残念。実行委員の子の話によると、三位あたりみたいだけど……」
「俺も頑張ったがなー、総合は下から数えた方が早いらしい……」
ベルナルドと礼子ちゃんの団の順位は、はっきりわかっていない。
「次は文化祭か。楽しそうだな。実は女の子たちが誘ってくれてな……」
「変なこと起きないといいんだけど……女子とのトラブルとかはやめてよー。片付けの時、あなたのことで喧嘩している子がいたから……」
礼子ちゃんはベルナルドを心配していた。
「日本では普通じゃないこともあるし、お前ほんとに気を付けろよー。いつか刺されるぞー」
「嫌なことを言うな……こう見えて気を付けてるぞ」
私も正直心配だ。
文化祭はテンションが上がっておかしくなるから、何気ない一言が大変な意味を持ってしまう。
「文化祭は楽しむぞー!」
ベルナルドと礼子ちゃんが、夕日を指差した。
そして私たちとわかれる。
「あっちがそうするなら……」
瑠歌が私と貴島の間に割り込んだ。
「文化祭も張り切ってこー!」
手を繋いで高く跳んだ。私の手も引っ張られる。
「瑠歌っ……!足は大丈夫なの!?」
「あっ」
ボキッという嫌な音が聞こえた。
そして、貴島と私で瑠歌を家に送り届けることになった。
「よかった。実はね、昔は嫌だったけど、貴島たちのおかげで私も楽しかった」
後片付けをしながら二人で話す。
「君と一緒なら、文化祭もきっと楽しくなるよ」
「そうだね。今から楽しみ」
近くに人がいないからこんなことも言えていた。
片付けの後はクラスで写真を撮る。
貴島は背が高いけど、私はそうでもない。
「貴島、こっちこい!」
蛇打が貴島を真ん中に誘導する。
私はいつも端にいるから離れてしまう。
玉入れでは褒められても、全体で見ると小さな活躍だった。
「錦柑子、端っこ持ってくれ」
瑠歌が先生に言われて旗の端を持つ。
貴島、少しこっち寄りだ。
真ん中が蛇打、中川さん、貴島、瑠歌で並んでいる。
瑠歌は右手だけで旗を持つ。
貴島の手が伸びてきた。そういうことか。
旗に隠れて手を繋いだ。それを見た瑠歌は、計画通りと笑った。
写真を撮り、瑠歌が出来を見に行った。
「腕の影がうつってたけど……風でちょうどシワがよってたから気付かれないかも」
「え!?」
帰り道、瑠歌に教えてもらい、驚いた。
「私も左腕下ろしてたし、よく見ないとごちゃごちゃしててわからんよ」
「そうだといいな」
写真でばれるのは恥ずかしい。
気付かないで!気付いたとしても言いふらさないで!
「二位以下は発表されないのが残念。実行委員の子の話によると、三位あたりみたいだけど……」
「俺も頑張ったがなー、総合は下から数えた方が早いらしい……」
ベルナルドと礼子ちゃんの団の順位は、はっきりわかっていない。
「次は文化祭か。楽しそうだな。実は女の子たちが誘ってくれてな……」
「変なこと起きないといいんだけど……女子とのトラブルとかはやめてよー。片付けの時、あなたのことで喧嘩している子がいたから……」
礼子ちゃんはベルナルドを心配していた。
「日本では普通じゃないこともあるし、お前ほんとに気を付けろよー。いつか刺されるぞー」
「嫌なことを言うな……こう見えて気を付けてるぞ」
私も正直心配だ。
文化祭はテンションが上がっておかしくなるから、何気ない一言が大変な意味を持ってしまう。
「文化祭は楽しむぞー!」
ベルナルドと礼子ちゃんが、夕日を指差した。
そして私たちとわかれる。
「あっちがそうするなら……」
瑠歌が私と貴島の間に割り込んだ。
「文化祭も張り切ってこー!」
手を繋いで高く跳んだ。私の手も引っ張られる。
「瑠歌っ……!足は大丈夫なの!?」
「あっ」
ボキッという嫌な音が聞こえた。
そして、貴島と私で瑠歌を家に送り届けることになった。



