なんかいろいろ卑怯だっ!

少し落ちてきた日に照らされる頭。
校長先生が聞いてほしい話よりも注目されている。


校長先生の話が終わった。お待ちかねの結果発表です、と教頭先生が言った。


生徒会長が、各種目のMVPを発表する。
二年生のリレーのMVPにうちのクラスが選ばれた。代表で貴島が表彰状を受け取る。


戻ってきた貴島は、リレーに出た人と先生に迎えられた。


三年生の発表になると皆がそわそわする。
私もその一人だ。


そして、総合発表がきた。
発表されるのは二位と一位だけだ。


「二位は……」


ドキドキする。まだ呼ばないで……。



「赤団です!おめでとうございます!」


赤団から喜ぶ声と、えー!という声が聞こえる。
素直に喜ぶ人たちと、自分たちが一位だと思っていた人たちでわかれていた。


「そして、一位は……」


お願い、ここで!
組んだ手に力が入る。



「黄団!おめでとうございます!」


やった!


狂喜乱舞する黄団。しばらく落ち着きそうにない。
貴島は近くの人たちに、よくやった!と囲まれた。私も近くにいたかったな。


瑠歌はいつの間にかリコーダーを吹いていた。
今日くらいはいいか。


団長がトロフィーを受け取り、熱い体育祭は幕を閉じた……。