「おはよー。明日はチョコをちょこっと配ろうと思ってるんだがどう思う?」


「私としては瑠歌の提案に大反対である」


明日は何で登校するつもりなんだろう……っていうか瑠歌と貴島のお父さんの関係って……。


「ちぇーまあいいや、今回のはPTAからすっごい苦情来そうだし……天使の羽生やして降臨しようかな。」


「頼むからやめて」


天使と聞いてドアの外から蛇打の弟がちらちらと見ている。その後蛇打の弟は自分の教室に連行される。


「もう嫌だ……朝の会を始める」


可哀想に、先生は疲れ切っている。瑠歌は三年になったら嫌でも落ち着くだろう。二年の間は絶対暴れる。だから先生、ドンマイ。
いつも通り瑠歌の登校について先生が話す。そして、みんなは絶対真似しないでくれと言った。


「瑠歌もうやめたげなよ。先生泣きそうになってたじゃん」


「先生は校長に怒られることが心の負担になっているみたいだ……なら校長を……」


真剣に考えているようだ。そうじゃない。