なんかいろいろ卑怯だっ!

大分離れたので、再度接近する。


「ねぇ、諦めたら?」


「えっ……?」


「下にリレーに出場する人いるでしょ。体力消耗させていいの?こっちも時間の無駄だし、ここら辺でやめてよ」


「お断りします」


舐めた考え方をする人に、素早く掴みかかる。
その時、過って頭を引っ掻いてしまった。


「痛っ!何すんのよ!」


この時、普通なら謝るはずだ。けど、余裕がなかった私はもう一度掴みかかる。


痛い思いを覚えていたのか怯んだ。
それを見て容赦なくハチマキを奪った。


あのいじめっ子たちを襲った時と一緒だ。
私は、この方法は使えると思った。


反則にならなければいい。だってこの団に余裕はないもん。赤は今一位だし、いいよね?