次々と生徒たちが死んでいくことで、死に関しての感覚が薄くなっているようだ。


そう考えている内に、ついに奈々子ちゃんが動かなくなった。


加奈ちゃんは倒れたままの奈々子ちゃんをジッと見つめている。


まだ煙の効果が残っているようで時々奈々子ちゃんの死体を見る目が鋭く吊り上がる。


そんな自分を抑え込むように、加奈ちゃんは唇を強く噛みしめていたのだった。