「うっせ」
何故か李歩の前だけでは牙を抜かれたライオンみたいになる。
いや、もう子猫でしょ。
私には剥きっぱなしなのに。
この差は一体なんなんでしょうか。
「李歩、こいつの手懐け方どうやるか教えて!!」
「手懐け方って、私は普通にしてるだけだよ。藍実にもヨシヨシってするでしょ??」
「うん……」
納得いかない。
「ふん、お前がもっと可愛くて、背が高くて、魅力がある女だったら俺だってお前に対する態度も変わってただろうな」
「はあ!?」
どうせ私はチビで、童顔なうえに特徴はないし、魅力的って言われるのはほど遠いのはわかってる。

