優しい先輩と俺様と私。




さすが、李歩。


鋭い。


ここで変に誤魔化しても話がおかしくなるし、別に社に聞かれても問題ないから話す事にした。


「……あのね、真尋先輩がおんぶして保健室連れてってくれたんだ」


「え!?先輩に??」


目を開かせて、驚いている。


無理もないよね、突き放されたような返事だったんだから。


「転んだ時に先輩が駐輪場に居て、それでね……」


「……何だよそれ」


社が話を遮った。


「社??」


「……そんなに痛いんだったら教室まで運んでやる」


「きゃっ!!何してんの!?おろしてよ!!恥ずかしいから!!」


お姫様抱っこって、何でこんな事になるの!?