優しい先輩と俺様と私。






「藍実、迎えに来たよ〜」


李歩は手を振って、保健室に入ってきた。


「ありがとう……。って、どうしたの!?」


「男手が必要だと思ってさ」


笑顔の李歩の後ろに、社が不機嫌そうに立っていた。


めんどくせぇ、どんくさい奴の為に何で俺が!!とか言って来ななそうなのに。


社は私の方に歩み寄り、机に置いてあるリュックを右の肩にかけた。


「歩くの手伝ってやるからつかまれ」


「……う、うん」


身長差があるから肩には掴まれず、腰に手をまわす。


「先生、ありがとう」


「お大事にね」


私たちは保健室から出た。


「そんな状態でよく保健室行けたね、誰かに手伝ってもらったの??」