優しい先輩と俺様と私。



「……重くないですか??」


「ん??軽いよ。大丈夫、そんな事気にしなくていいんだよ」


「すいません」


……先輩、こんなに優しいのに、何であんな事言ったんだろう。


これは先輩の中では優しさじゃないのかな??


「ねえ、あれ真尋先輩だよね」


「本当だ。あの背中にいる子誰!?」


顔伏せてるからわからないけど、先輩って言ってるから1年の子だ。


同じクラスの子じゃなきゃいいけど。


登校時間だもん、やっぱり見つかるよね。


「……。……足にひびくからゆっくり行こうね」


……ありがとう、先輩。


私はぎゅっと自分の腕を握り直した。