「ほら、おんぶ」 先輩は背中を私の方に向けてしゃがんだ。 「え!?」 「歩けないんでしょ??ほら、乗って」 「は、はい!!」 広い背中に自分の身を任せてもいいのか戸惑ったけど、悩んでる暇もないし私は先輩の肩に手をかけた。 「しっかりつかまっててね。あと、顔はなるべく隠しててね」 「……お願いします」 私はなるべく顔が見えないように背中に顔を埋めた。 先輩はモテるから他の女の子が嫉妬して大騒ぎになるに違いないもんね。 ここから保健室まで少し距離がある。 それまで耐えれるか自信ないよ。