優しい先輩と俺様と私。



ドアを開けるとカーテンの隙間から一筋の光が入り込んで、細かな埃が浮遊しているのが見えた。

面倒事を避けたくて内側から鍵をかけたけど先輩、何も言わないし無言の了解だと受け止める事にした。

3畳くらいしかないこの教室に大きめの1人掛けのソファ2つと、その間にローテーブルが置かれている。

対面で座る雰囲気でもないし窓際へと足を進め、とりあえず遮光カーテンと窓を開けて、レースカーテンだけを閉めた。

ぬるい風だけど、緊張している今の私には心地良く感じる。

私は目を閉じて軽く深呼吸をして先輩に向き直り

「…先輩、話ってなんですか?」

緊張して唇が震える。

答えはわかっているけど、先輩の口から聞くのとでは全然違う。

心にダイレクトにくるはずだ。

ちゃんと立っている事ができるだろうか。