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「私が知っているのは、これだけです」


うなずいていたのは、ソウスケだけだった。


カエデは、話がよく分からないようで、今も頭を悩ませている。


タイガは、分からないを通り越してイライラしているようだ。


「なるほど。やっぱり、この世界と3次元の世界は繋がっていたというわけだ」


「やっぱりって?」


「なんとなくだけど、そうじゃないかと思っていたんだ。時々、自分の意思とは反したことをやってしまうのが、どこか不思議だったから」


「へえ、そんなことが…」