そんな必死に逃げているポムは、目の前の蓋の開いたマンホールに気付かずマンホールの中へ落ちてしまった。 野良犬はそれに気付かず、姿が見えなくなったポムをひたすら追いかけて、どこかへ行ってしまった。 『いててて…』 ポムは痛がりながらマンホールからはい上がって来た。