【短編集】その玉手箱は食べれません



「そっちのミスじゃないって言い切れるのかよ」

 おれは斜に構えて担当医を睨んだ。


「そうです」

 担当医は冷たい視線をぶつけてきた。


「なんだと?」

 感情を抑えきれずに一歩踏み出すと、警備員がおれの肩を掴んだ。


「あなたが動かなくなったポチ2号を見せなければオヤジ7号が制御不能になることはなかった」