「本当か!」
『ただし、おれ様は人間の血を浴びないと欲求が満たされない。イライラするんだ』
「やっぱりそうか……セリ落としたエレベーターのドア開閉機、ガイドレールなどの部品には血痕が付着していた。エレベーターが開発された当初、事故が起きないようにと生きた人間をケーブルに括りつけてゲージで挟み、神に血を捧げていた」
『いつしかおれ様は意思を持つようになった。最初は命を宿してくれた人間達に感謝もしていたが、おれ様に敬意を払わない奴らが多すぎる。というわけで交換条件といこう』
「というと?」
『完成後も無礼な人間が乗ったらおれ様は容赦しない』


