【短編集】その玉手箱は食べれません



「見当違いのところを掘ってしまったらしくて……すいません。すぐに穴を埋めます」

 それまで嘘を並べていたユウキにかわってツバサが頭を下げた。


「手伝おうか?」


「いいえ、男が3人もいますから」


「他の場所に心当たりがあるなら掘ってもいいぞ」

 そう言って用務員のオジさんは4人から離れていった。


「あぶなかった」


「これからどうするの?」


「今日はやめよう」