明日を見て 〜頑張れ、横山!〜

「お腹すいてるー?

親、明日までいないし、私、彼氏以外にはご飯とか作る気ないから、適当にパンでも食べるー?」

言われた意味は、わかるけど……。
確かに、俺は彼氏じゃないけど……。



「いや、あの……」

「何?1回したからって、彼氏とかないでしょ?あんたそんなキャラなの(笑)?」

笑って言われた言葉に、
さすがにカチンとくる。


「何だそれ。」

「あはは。すぐ怒るのねー。怒っちゃ嫌よー。」

「瑠花さん、あのね。」

「はは。大丈夫。ってか、ごめん、ね?」

そう言った瑠花さんは、昨日見た真面目な顔で、俺の心をまた揺さぶる。

して、ごめんか……。


「いや、謝って貰う事とかじゃないし。それに、」

「だからー。大丈夫だってば?

私からなんだし、犬にでも咬まれたくらいに思ってなさいよ。美味しかったでしょ?甘噛み(笑)」

「なんだよ、それ……」

「あはは。」


そう言って、笑う瑠花さんは、
昨日の可愛く綺麗天使とは違くて、

普通に、今まで見てた瑠衣の姉貴の顔で……。


「瑠花さん……あのさ。」

「なーにー?」

「俺と、付き合わない?」