そして、嘘は恋になる




全力疾走の甲斐があって

なんとか間に合った

「めっずらしー

瑠衣が遅刻ギリギリなんて」

「ホントだな

いつも俺らより早いくせに」

私の幼馴染の2人が口を揃えて言う

「まぁ、瑠衣も完璧人間じゃないしねー」

自慢の髪の毛を指先でくるくる巻き、

遊びながら私に話しかけているのが

中村 美香


「いや、絶対今日なんかあったんだろ!?」

意外と鋭い幼馴染

神山 愁

私は基本的にこの3人とずっと一緒

というか、幼い時から変わらない

「そーんで、なんで遅かったの?今日」

と美香が聞いてくる

「ちょっと早めに家を出たの」

「いやいやいや、遅刻ギリギリだからな?」

と愁がお前はアホか?といいそうな顔で見てきた

「、、話し終わってないし!

早めに出たから少し寄り道したの

そしたら、公園があって

そこを横切ろうとしたら

不思議な人に会って

それで気づいたら

遅刻しかけたってわけ」

「不思議な人って?」

「フッションデザイナー

だと思うんだけど

デッサン?原画?が風に

揺られて私の眼の前に

舞っちゃって

それで拾って、少し話しした」

「へー。ファッションデザイナーねー」

「珍しいな、、。イケメンだったか?」


と愁に聞かれて、その人のことを思い出した

、、確かにイケメンだった気が


「イケメンだった、、気がする

あんまり覚えてない」

「そこはしっかりしなさいよー」

と美香に突っ込まれる