「お待たせ」




ベンチに座って待っていた瑞姫にオレンジジュースを渡して自分も隣に座る。






「わっありがとうございます!私、オレンジジュース大好きなんですよね」






瑞姫がそう満面の笑顔で言うので全部打ち明けてしまいたくなった。







「知ってるよ。ずっと見てたから。」






「...え?」







「瑞姫が怜のことを好きになる前から、俺は瑞姫が好きだったんだ。」





瑞姫はただただ驚いたようにえ?え?と言っている。






見た目は変わっても純粋そうな反応は前と変わらない。






今まで我慢した分これからどんどん攻めてやる。






そう決意し瑞姫の反応を楽しみにしながらまた口を開いた。










〜end〜