「じゃあな、結優奈!」 マンションの下で、海でしてくれたみたいにまたみゆのあたまをポンポンとなでてくれて、きた道をひきかえしていく翼くん。 翼くんの背中が、どんどんちいさくなっていく。 太陽みたいな笑顔を、みゆにむけてくれる翼くん。 その顔が、いつもだれかとかさなる。 ……っ……。 わざわざ思いださなくたって、いつだってみゆの心のなかにいるよ。 “翔陽ちゃん” ───ねぇ、翔陽ちゃん。 翔陽ちゃんとね、 おなじ笑顔で笑うひとが、いるんだよ……。 ──────…………