今週の日曜日は由奈も誕生日で
玲奈の弟の誕生日、、
毎年夜は一緒にお祝いしていて


まさか、、同じ日が誕生日だったなんた


「玲奈誕生日会、、今年から行けないまた日にちずらして修のお祝いしにいくから謝っといて」


「えっやだ…なんで毎年お祝いしてたのに」


玲奈が俺の腕をギュッとして
やだやだと駄々をこねる


俺はそっと離した
由奈を傷つけたくない


「ごめん…大事な彼女の初めて一緒に過ごす誕生日なんだ」


「私達よりも?」


心の中では正直由奈の方が大事だよ
けど俺は正直には言えない


「その質問は意地悪すぎない?」


ムスッと膨れてる「約束してたのに」
俺は由奈のことを傷つけたくないけど


「今日は一緒に帰ろう」
つい癖で由奈の時みたいに頭を撫でてしまった


パァっと明るく笑顔になる玲奈が
一瞬で顔が変わった

、、俺も後ろを振り向く


幸と由奈が一緒に階段から降りてきて、、

俺が一言発した瞬間
いつも元気で「優希くーん」って
笑顔なのに今にも泣きそうな顔を

俺最低だ…


「由奈ちゃん帰ろう」
幸が発した言葉で現実に戻った


追いかけようとした時に
腕を掴まれた


「私との約束…」


玲奈も今にも泣きそうで
ほっとけなかった最低だな俺、、