それから2週間……

薬をしっかり飲んで、大人しく過ごしていたみぃ。

『家事がしたい』

とぼやくみぃに、

『後数日の我慢だから頑張ろう』

となだめて、大人しくさせるのに必死だったのは二人だけのヒミツ。



そして、まちに待った日がやってきた。


「おはよう」

とベッドに眠るみぃを起こす。

「うーん……あ…おい?おはよ」

寝顔も寝起きの顔も可愛いみぃが起きた。


「体調はどう?」

「うん……大丈夫そう」

「良かった。少しだけ診察させてね」

そう言って聴診器を、首から掛ける。

二週間前から続けていた事。

今日も変わらず実施する。

「はーい。これを受けないと行けないもんね」

みぃは渋々ながらも受け入れてくれた。

毎日診察なんて、ほんとはイヤなんだろうな……

思わず苦笑いが溢れる。




「音は悪くないよ。大丈夫。ただし、無理はしない事」

「はーい。葵、ありがとう」

そう言うとみぃは、リビングへ向かって歩き出した。

「今日は軽めの朝食だよ。お昼にフルコース出るからね」

俺が用意したのは、スムージー。

「これなら飲めそう。ありがとう葵」

みぃのお気に召して良かった。


その後、準備をして式場に向かった。