舞い散る桃蝶







「総司…土方さんには待ってくれと
 伝えてくれ…今のこの状況を見ても来いと
 言えるのか?」


沖「……わかりましたよ」



総司が戻っていく中で
平助と新八だけは残っていた。



新「まさかお前が自分から首やるなんて
  口にする日がこようとはな」


「うるせぇよ…ほら柚姫
 まだ寝てた方がいいだろ?」


柚「平気…」


「じゃねぇだろ…熱上がってる」



俺は最初と同じように柚姫を抱え
布団に寝かせた。



平「おいおい、大丈夫なのか?」


「なんでくんだよ」


平「いぃじゃないすかぁ
  あ、俺藤堂平助、平助でいい」


新「俺は永倉新八だ。新八って呼んでくれ」



なんか勝手に自己紹介始まってるし
ゆっくり休ませてやれよな…