起きたあたしの頬には涙がつたっていた。


「なんで泣いてんの、あたし…?」

武人が遠くなってしまった感じがして、
すこし胸が苦しい。


これはあれだよね。
昔仲がよかったから、親友をとられた心情てきな?
だよね〜笑

アハハ…


なんか、武人のことを考えたら頭がダルーンってなっちゃうから考えるのやめよっ!

やめたやめた。


あたしは切り替えて、朝食をとって
学校へ向かった。




その行き道、武人に会ってしまったあたしはなぜか顔を直視できなくて困った。


「万理華おはよ〜」

「あ、武人。おはよう…」




んーと

んーと。


あ!

「昨日!どうだった? 雪との帰り道」

「まぁいろいろかな」

何話したんだー!?

「まぁ、万理華には言えないこと。」

「ひどーい。笑笑」

この、むしゃくしゃしたどんよりした、なんていうかもう何もかも分からないこの気持ちについて聞いてみようかな?

武人ならわかるよね、、



「ねぇ、武人。
あたしさ、今日武人の夢見てなんかすごく悲しかったの。
なんか、武人が離れていっちゃったみたいなかんじで…
すごく、胸が苦しいっていうか。
なんでだと思う?」