目が覚めた…ら、ベッドの上に横になっている私。
『え、生きてる…』
と、
言わざる負えなかった。
だって、私は死にたかった。
だから、思わず…口から本音が出てしまった。
腕には私が一番嫌いな点滴。
刺さっているのさえ見てられず…目線を外すとその先には蓮がいた。
「お前、馬鹿?」って、お怒りの様子。
『仕事は?』
「話を変えるな」
『死にたいって思ったの』
「死んでどうするの?」
『おばあに会いたい。おじいちゃんにも会いたい』
「会ってどうする?お前はこっちに来る人じゃないって怒られるぞ」
って、私に質問詰めしてくる蓮にすべてを話した。
食欲がないこと。
頑張って食べても、嘔吐してしまう事。
それに毎日「死にたい」と、思う事。
蓮はそれをどう受け止めてくれたかはわからない。
ただ、黙って聞いてくれた。
そして、最後の最後には抱きしめてくれた。
彼氏でもないのに…蓮の腕の中は誰よりも安心した。

